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株式会社メイクリーン 代表上江田のブログです。

メイクリーン社長の上江田です。 私は、仏壇仏具を始め、伝統工芸の保存や補修技術を研究しています。 私の目的は、わが社が開発する技術で、一つでも多くのものを次世代に引き継いでいくことです。
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江戸時代の仏師・渡辺康雲

350年程前(寛文時代:1670年)と伝えられている
ご本尊(阿弥陀立像)を泡洗浄して、キレイに仕上げます。

汚れていたご本尊(阿弥陀立像)
3時間程の短い泡洗浄作業で見事に黄金の輝きに甦りました。
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洗浄前                    泡洗浄中                     洗浄後

泡洗浄後、ご本尊像の足裏のほぞに康雲(左下)の銘と
落款印(右下)があることに見つけました。
★康雲とは江戸時代の仏師・渡辺康雲のことです。
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他の寺院で、今回とほぼ同じ阿弥陀立像が
仏師・渡辺康雲によって銀四百四拾目で
仏像製作されていたことが資料で分かりました。

江戸時代前期の銀五十匁は金一両に相当し約十両になり、
現在の約100万円にあたります。

仏師・渡辺康雲は、京都の岡崎に住み、江戸時代に
活躍した仏師で、数多くの阿弥陀立像を制作しております。

江戸時代、広い地域にわたり、仏像を制作
されていることから、康雲の名前を看板にして
何代かにわたり襲名され、技術が継承されたと思われます。

100万円程で阿弥陀立像を制作していた
という情報は、身近に彼の仕事ぶりが
感じられて、江戸時代にタイムスリップしたようです。


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【 2017/01/16 (Mon) 】 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ueda1944

Author:ueda1944
上江田 政幸(うえだ まさゆき)
㈱メイクリーン代表取締役。
趣味は歴史や寺社参拝、読書。
化学の専門知識を生かし、仏像仏具の洗浄技術で特許を取得。
このブログでは、信仰への思いや技術について発信しています。