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株式会社メイクリーン 代表上江田のブログです。

メイクリーン社長の上江田です。 私は、仏壇仏具を始め、伝統工芸の保存や補修技術を研究しています。 私の目的は、わが社が開発する技術で、一つでも多くのものを次世代に引き継いでいくことです。
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酸性雨

施工前
    施工前

施工後
     施工後

酸性雨は二酸化炭素が溶けた雨ではなく、排ガスや火山活動等によって生じる硫黄酸化物や窒素酸化物、塩化水素などが溶けた雨のことで、言い換えれば、薄い硫酸と硝酸と塩酸を混ぜた雨です。
昔、大気がきれいな状態では銅は錆びると酸化皮膜・緑青CuCO3・Cu(OH)2と称して、酸に保護膜を作りますが、最近の、複雑な硫黄酸化物や窒素酸化物、塩化水素の酸化皮膜には役に立ちません。
銅像の酸化皮膜は徐々に腐食され、酸性雨による酸化被膜の溶解がくりかえされ、銅像はボロボロになっていくのです。

銅像の緑青は、酸素の触れる表面にのみ発生し、比較的脆いため落とすことが出来る
上、緑青が金属の表面に発生すると皮膜が生じ不動態となり、内部の腐食を防ぐ効果
があります。
しかし、最近の気候環境は銅像の天然緑青を育てにくくなり、下地を傷めずに合成の
緑青採用することが多いです。

さらに、銅製品の色は伝統的な煮色、鍋長色、朱銅色、鉄漿(おはぐろ)、焼青銅等が
あります。
職人はそれらに工夫を加えて、色々な銅像の色を表していますので、そ
れに対応する技術が必要です。
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【 2018/11/29 (Thu) 】 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ueda1944

Author:ueda1944
上江田 政幸(うえだ まさゆき)
㈱メイクリーン代表取締役。
趣味は歴史や寺社参拝、読書。
化学の専門知識を生かし、仏像仏具の洗浄技術で特許を取得。
このブログでは、信仰への思いや技術について発信しています。